ぷりっぷりの伊勢えびが美味しそうですねぇ。
また、ちょこんと乗せた梅の花も可愛らしい。
この伊勢えびは、白浜の地元の漁師さんが地元で獲ったものです。
伊勢えび漁は、毎年10月に解禁になり、翌年の5月頃まで行われているのですが、・・・
この漁は、前の日の夕方に網を仕掛け、翌日の午前3時から4時頃にその網を引き上げてくるんですね。
そしてその引き上げた網を作業場へ持っていき、数人がかりで網から伊勢えびを外す作業をします。
この写真は、数年前、白浜の板戸で撮影したものです。
網にはまだピンピンしている伊勢えびがギーギーと音を出しながら絡まっていて、それを先のとがったアイスピックのような道具で外すのですが、素人には案外難しく、網を破らないようにしようと思ったら結構時間がかかります。
ところで、この伊勢えび、現在はかなり高価な食材であることは皆さんもご存知だと思います。
しかも、そのほとんどは海の中に沈めた網でなければ獲ることは出来ませんね。
ところが、地元のご年配の方の話を聞くと、その方が子供の頃、50年以上前は、海に行けばちょっとした岩場のそこらじゅうにゴロゴロいたんだそうで、しかもその当時は伊勢えびなんかを捕まえて食べようとか、商売にしよう、なんていう人もいなかったので、誰も獲ったりしなかったそうなんですよ。
その当時の子供たちは、学校が終わると釣竿をもって海に行き、誰が一番大きな魚を釣るか、と競争をするらしいのですが、子供たちの興味はもっぱら「魚」であり、当然、伊勢えびなんか目もくれなかったとか。
3枚目の写真は、白浜大浜海岸ですが、あの岩場の辺りにも普通にいっぱいいたんですって。
今では信じられないですねぇ。
う~ん、50年前の白浜にタイムスリップできればなぁ。
海だって、砂の色はもっと白くて、今とは比べ物にならないほど綺麗だったそうですよ♪
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