今日は買い物があったので下田まで自転車で行ってきたのですが、ちょこっとだけ寄り道をしようと外浦海岸へ。
海の目の前を自転車で走っていたら、地元のおばさんたちが何やら作業をしていました。
そのすぐ目の前に自転車を停め、
「こんにちは。これってヒジキですか?」
と聞くと、笑顔の優しい感じのおばさんとおばあさん、
「そうだよ。さっき海から採ってきたばかりだよ。」と。
「今日、ヒジキ漁が始まったんですよね。これ、どのくらい干すんですか?」・・・つづく
「天気が良ければ1日だけど、今日ぐらいの天気なら2日かなぁ?」
「その間ずっと干しっぱなしなんですか?」
「そう、そしてその後茹でるんだよ。」
「これを全部茹でるんですか? じゃぁ、大きな釜とかあるんですか?」
「ドラム缶を使うのさ。 だいたい1回で2時間ぐらい茹でるから、全部やるのには1日かかるね。」
と、ここまで話を聞いた時に、
「あっ、お兄さん、ちょっとこれをあそこまで運んでくれんかねぇ。 私らには重すぎてねぇ。」
「いいですよ。」
でっかいスカリみたいな網の袋に入った生のヒジキ。
これ、かなり重いんですよ。
で、10メートルぐらい離れたところに運ぶのをお手伝い。
「ヒジキっていつ頃まで採れるんですか?」
「そうねぇ、1週間ぐらいかな。 でも、花が咲いちゃったら終わりだから。」
「そうだよ。 花と言っても普通の花とは違ってね。 ほれ、こうやってぷっくりと膨らんでるでしょ。 これが花。 こうなるともう商品にはならないから、その前に採っちゃわないとね。」
花が咲くまでのだいたい4、5日ぐらいで実際には漁は終わるらしい。
「お兄さん、助かったよ。 男の人はヒジキを車から降ろしたらさっさといっちゃったもんで。」
「いえいえ、こちらこそいろいろと教えていただきありがとうございました。」
「ワカメとかだったら分けてあげられるんだけどね。 このヒジキは生だし、少し持って行ったぐらいじゃぁ、干したり茹でたりしたら、ほんの少しになっちゃうから。」
「とんでもないですよ。お話を聞けただけで嬉しかったです。 それでは、これで。」
「気をつけてな、お兄さん。」
「ありがとうございます。」
私たちが普段食べているヒジキは、もうすでに乾燥までされちゃってるので、こういう作業をして作っているなんて、袋に入ったヒジキからは想像がつかないですよね。
今日はきさくなおばさんたちと話ができて本当に良かった。
勉強になりました。(^^♪
たまに、海とかで地元のおじさんやおばさんに声をかけていろんな話を聞くことがあるんですが、下田の人って本当に親切に教えてくれるんですよ♪
最後の写真は、今日の午後1時半頃に撮った白浜です。
ここ2週間ぐらいの間では最高の白浜ブルーでした。
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