私が10年ほど前からお世話になっている合唱団「下田コールフロイデ」の創立30周年記念演奏会が、本日4月11日に下田市民文化会館にて行われました。
今回の演奏会では、私達コールフロイデの団員のみが演奏する曲は、ピアノの伴奏で3曲、そしてオーケストラ(山田和樹先生の指揮によるオーケストラ「横浜シンフォニエッタ」)での曲が1曲(モーツァルトの雀のミサ)で、メインはモーツァルトのレクイエム。
レクイエムは、オーケストラと4名のソリストの方々と、私達コールフロイデのメンバーを含む一般公募の合唱団、そして賛助出演をしていただいた武蔵野合唱団の皆さんです。
1年前から練習を始めたレクイエムですが、なかなか難しい曲で、私達素人にはかなりハードルの高い曲でしたが、武蔵野合唱団の皆さんに応援していただいたお陰で、無事に終えることが出来ました。
私個人的には、この1年はとにかく仕事でもプライベートでもハードな年でしたので、なかなか練習にも出れず、合唱団のメンバーの皆さんにはご迷惑をおかけしてしまいました。
また、私は事務局の一人として前日からの準備があり、おまけに出演者の方々に桜家にお泊まりいただいたので、かなり体力的にもきつく、本番では前半の雀のミサまでで力を出し尽くしてしまい、レクイエムでは満足に歌えませんでしたが、それでも聴きに来てくださった方々からはお褒めの言葉をいただき、本当に良かったです。
そしてそれ以上に、プロのオーケストラの演奏で歌うことが出来たこと、そしてそして何よりも山田和樹先生の指揮で歌えたことは貴重な経験になりました。
(山田先生は、昨年の9月にフランスのブザンソンで行われた国際指揮者コンクールで見事優勝された方です。 下田コールフロイデとは10年来のお付き合いをさせていただいておりますが、今や世界を相手に活躍するマエストロになられました。)
普段オーケストラの演奏を聴きに行っても、指揮者に限っては客席からはほとんど背中しか見えませんが、舞台の上からだと、指揮をするその姿を真正面から見せていただけるんですよね。
今回のレクイエムでも、山田先生は間違いなく”神の領域”で指揮をしていらっしゃいました。
オーケストラが音を奏でるその中で、山田先生の目の奥に無限に広がる宇宙が見えたのです!
いや、本当ですよ! あれは思い込みでも見間違えでもなく、勘違いとかでもなく、です。
私自身がその頃には疲れ果てて声があまり出ていなかったこともあり、今回は逆に今まで以上に冷静に山田先生の指揮をするその姿を逃さずに見させていただくことが出来ました。
オーケストラと合唱団員を合わせて約160名ものメンバーをたった一人で受け止め、そして満席になった観客の方々を含むすべての人を音楽の世界に導いていくのって、ものすごいことですよね。
我々一般人には出来ない、まさに神域にいる人だけが許されることなのかもしれません。
山田先生をはじめ、オーケストラの皆さん、ソリストの先生方、合唱団の皆さん、そして合唱団の代表の先生、プロデューサーのOさん、裏方で支えていただいたスタッフの皆さんに感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
P.S 写真1枚目は記録用に撮影したリハーサルの様子 2枚目は打ち上げの様子です(真ん中にいるのが山田先生)
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